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877 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 14 54 43 ID 3PoOQeSl 違う漫画だと「かわいいぞ」っつー言葉を反芻するだけでぼむっ、と三頭身のロリ乃に化けられたりしそうだのう 878 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 15 49 07 ID nwe5aICj ろりのん 879 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 16 28 12 ID 05ILE3Kw 反芻すると思わずひとりでにゃんにゃんしてしまうきりのん 888 名前:SDキリノ[sage] 投稿日:2008/10/06(月) 19 01 51 ID cigBIKlD 877 「あっ…!」 (ちゃりーん、ころころ) 「あ゙ーっ!100円ダマ!!」 「けっこう深いところまで転がってったみたいよ…」 「自販機の裏、かなあ…?あった!…んー、んしょっ!…ダメだあ」 「もうちょっと痩せないとねえ」 「うっさいよ!…あ、キリノ」 「んー?どしたのー?落し物?」 「キリノ、あんた細いんだからココ手ぇ入んない?」 「いやーこりゃあ無理だねえ。でも、取ればいいの?あの百円」 「う、うん、そうなんだけど…」 「じゃあ、ちょっと待っててね」 「(かわいいぞ、とてもかわいい、かわいい…)」 ぼむっ☆ 「うわっ!」 「ち…縮んだ?」 「よーいしょっと。…ほい、取れたよー」 「あ、ありがと…」 「なんか、だんだん人間離れしていくわねあんた…」 「んー、そっかなあ?」
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[キリノ視点] 午前十一時 吉河先生「今日は石田先生が風邪で欠席のため、この時間は自習でーす。」 キリノ(せんせー…今日病欠なんだ…。大丈夫かな…一人暮らしだし、栄養のある物なんて作れないだろうし…。それに、淋しいんじゃ…。ああ見えてせんせー淋しがり屋だし……よしっ!) 午後五時 キリノ「ありゃ、鍵開いてる……せんせーっ、……おりょりょ?返事もない…」 そのままリビングまで行くと布団を敷いて寝ているコジロー。 キリノ(せんせー、やっぱり寝ることだけで直そうとしてる…ダメな大人だねぇ…。まぁ、私も私でダメな子なんだけどね。こんなダメな大人のことを……) ゴミで散らかった部屋の中にスペースを作って布団を敷いて寝ているコジローの寝顔は、だらしなく口から涎が出ており、髪もボサボサ、しまりがなく無防備なその顔には意外と幼さが残る気がした。。そして、キリノはなぜかそのコジローの寝顔が愛しくて仕方がなかった。 午後六時二十八分 キリノ「ふぅ、とりあえずお粥も作ったし、部屋も少し片付いたかな。…せんせー、お大事にっ!」 最後に起きてくれることを期待してわりと大きな声で言ったのにコジローはまったく反応しなかった… キリノ(今…何しても、起きないのかな……ごくりっ) ・・・・・・・・ キリノ「じゃ、じゃあまた明日~、あは、あははははっ」 ガチャッ!! やはり、キリノはコジローのことが愛しくて仕方がなかった。 [コジロー視点] キリノ「先生、私、先生のことが…好き」 コジロー「俺もだよ、キリノ」 そして迫る二人の唇…キリノの吐息はストロベリーのリップの香りがした…。 午前七時半 コジロー「!!ぱぁっ、ハァ、ハァ、なんだ夢か…って体がだるい…、こりゃ熱あるな…。あんな夢見たせいだ。…でも……あのキリノ、可愛かったよなぁ…。!!いかんいかん!!……学校に連絡とって今日は休も…。」 午後三時 コジロー「あぁ、飲み物買ってくるだけでもダリィ…こりゃ9度近くまであるんじゃ…ごほっごほっ、ごふっ…俺死ぬかも…」 コジロー(あ…鍵締め忘れた…でも、一回寝転がっちまうともう起き上がりたくないな…) キリノ「私、せんせーのことが…好き…」 コジロー「俺もだよ…キリノ…」 近づく二人のくちb…ガチャッ!! 午後六時半 ドアが閉まる音がしてまたもや夢から覚めるコジロー。 コジロー「またこの夢かよ。!!って、ペッ、ぺッ、なんだこりゃ。ストロベリーの匂い…。」 辺りを見回すと、机の上には小さな鍋と書き置きがあった。 『せんせーが風邪で休んだと聞いてお見舞いに来ました。色々してあげたかったんですが、寝てたのでお粥だけ作っておきました。冷めてたらまた温め直して食べてください。 …ホントはせんせーの好きなうちのメンチカツも食べさせてあげたかったんだけど、学校帰りだからごめんねっ。。では明日は元気になって学校来てください。 キリノ』 コジロー「…来てたのか…。サンキュー……、キリノ…」 なんだかとてもキリノが愛しくて仕方がなくなった。
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851 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/06/22(日) 14 13 52 ID 0CjAsLI5 先生が比較的手の掛かる子の方が構ってくれる事を知り、 ちょっとやさぐれてみるキリノ。 キリノ「センセー、なんであたし強くなれないんっすかねえ…」 コジロー「ん?今でも十分じゃないか?」 キリノ「なんかダメなんすう…」 コジロー「おいおい重症だな。でもウチじゃ3番手じゃないか。大丈夫大丈夫」 キリノ「だから余計に…ダメなんっすよ。あたしが強くなきゃー」 コジロー「(こりゃ、相当だな)」 コジロー「そうだな…いやでも、考えてみな?引き分けでもいいんだぜ、お前は」 キリノ「勝ち星の計算に入ってないってことっすかー…」 コジロー「そうじゃなくってだなあ…もうちょっと、他の奴等を信じてやれよってこと」 キリノ「信じる…ですか?」 コジロー「そうだよ。お前、3勝したら勝ちだって思ってるみたいだけど、2勝2分1敗でもチームとしては勝てるんだぜ?」 キリノ「それは…そうっすけど」 コジロー「大体お前、2つの勝ちをタマとサトリで計算してるみたいだけど…絶対勝つって思われてる方もプレッシャーきちいだろ」 キリノ「あ……」 コジロー「どうせ負けると思われてる方はどうだ?サヤとミヤは、どう思うよ?」 キリノ「………」 コジロー「皆で勝ちゃいいんだよ。いくら個人競技だからってな。1勝4分でも、勝ちは勝ちだろ」 キリノ「…そうっすね」 コジロー「うん。そうだろ。ところで…」 キリノ「はい?」 コジロー「…別に凹んだフリしなくてもちゃんと見てるから安心しろよ」 キリノ「な、な、何を言ってるんすか!?」 慣れない事でも、ちょっとはやってみるもんだ。みたいなお話?
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935 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/12(月) 00 18 41 ID DBPSl0wj もしもコジローが香水の匂いプンプンさせて剣道場にやって来たら… 937 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/12(月) 00 23 09 ID +gmuS3IV 935 キリノ「せんせー、吉河先生と昨日なにやってたんですかー?」 コジロー「な、なんにもしてないぞ。」 キリノ「ほんとーに?」 コジロー「あったりまえじゃないか。」 キリノ「ほ ん と - に ?」 コジロー「本当だ。じゃあ・・・逆に質問するけどよ」 キリノ「ほい?」 コジロー「もし、昨日二人でイチャついてたって答えたら、どうする?」 キリノ「え・・・」 キリノ「それは・・・その・・・(考え付かない)」 942 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/12(月) 00 45 42 ID +gmuS3IV 937のつづき キリノ「え、えと・・・その・・・」 コジロー「(ニヤニヤ)どうした?言ってみろよ、別に怒ったりしないぜ?」 キリノ「い、言えるわけないじゃないですか!」 コジロー「えー、なんでだよ?」 キリノ「・・・!」 キリノ「せんせーが好きだからに決まってるでしょ!(あんた顧問でしょ!の表情で)」 コジロー「・・・えっと」 キリノ「あ・・・」 キリノ「あ、あははははは。と、とりあえずメンチカツでも食べて頭冷やします?」 コジロー「お、おう。じゃ、じゃあもらおうか。」 キリノ「どどどどど、どうぞー。」 コジロー「おい、それメンチカツじゃなくてタワシ。」 キリノ「にゃっ?!おおお、落ち付いて、せんせー落ち付いて。」 コジロー「お前がな・・・。」 キリノ「あはは、いやですねー、ほら、今お茶入れますからね。」 コジロー「おう、サンキュー。っておい!お茶コップじゃなくて弁当箱に入れてんぞ!」 キリノ「え?わわわわわわ。」 サヤ「泣いていい?」
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バンブーストライク 野望ロボが渾身の力で竹槍と化したタツジン28号を投げつける必殺技 その投擲速度は時速1050kmにまで到達、そして対象に突き刺さ…らない 大抵の場合は竹製であるタツジンがこの衝撃に耐え切れずに自壊するのである 関連項目 タツジン28号 野望ロボ
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ミヤ「くっそ、あいつ・・・」 キリノ「ミヤミヤ。どうしたの、朝から荒れてるよー?」 ミヤ「(コロッ)あ、おはようございます。」 キリノ「ダメだよー、美人が台無しだよっ!(基本はいい子なんだけどなぁ)」 ミヤ「いや、その。中学校の後輩の間でちょっといろいろあって。もともと私があまり好きじゃなかった男がちょっとふざけたことしたらしくて。」 キリノ「それもまた青春だねぇ。ダメだよ、そんなに人を憎んじゃ。」 ミヤ「そういえば、キリノ先輩って嫌いな人とかいないんですか?誰とでも仲良く接してますよね?」 キリノ「う、うーん、やはり外山くんと岩佐くんは苦手かなぁ・・・。あ、あと・・・」 ミヤ「?」 キリノ「一人だけ、嫌いな人いるなぁ。」 ミヤ「え、意外ですね、誰ですか?」 キリノ「・・・コジロー先生」 ミヤ「え?!なんでですか?!すごく仲がよさそうじゃないですか!」 キリノ「だって、コジロー先生、いっつもだらしないんだもん」 ミヤ「あー・・・確かにいつも飢えて、生徒からたかってますね。」 キリノ「そうなんだよー、最低だよ!」 ミヤ「(あれ、でもいつもキリノ先輩がむしろあげちゃってるんじゃ。 ていうか、わざわざそのために大きなお弁当箱持ってきてるような。)」 キリノ「この前も、私のクラスにきて、私だけじゃなくて他の女の子からたくさんもらってるんだよー」 ミヤ「はぁ・・・」 キリノ「おとといも、一年生のかわいい子からパンもらってたし。」 キリノ「この前のバレンタインなんてたくさんの女の子からチョコもらって鼻の下のばしちゃって。」 ミヤ「・・・」 キリノ「あげくのはて、タマちゃんのこと『俺の珠姫』とかいっちゃって。女の子にあんなこといっていいのかなぁ」 ミヤ「でも、別にコジロー先生が女子生徒に手を出してるわけじゃないですよね?」 キリノ「むー。でも見てて気分良くないんだよねー!」 ミヤ(・・・むしろ嫉妬してんじゃん) 女子生徒「先生、今日調理実習でゼリー作ったんだよー。はい、あげる!」 コジロー「おお、わるいな、ありがたくいただくぜ。」 女子生徒「あたしはプリン!ほらほら食べてみてー」 コジロー「おお、うめぇ。」 キリノ「・・・むー。」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 キリノ「・・・」 サヤ「どしたの、キリノ。難しい顔しちゃってぇ。」 キリノ「近頃、よくコジロー先生にイライラしちゃうんだよね。」 サヤ「・・・ピク。」 キリノ「なんか、言葉にできないような不満がたまっちゃってるのかなぁ。」 サヤ「・・・。おっけーい、キリノ。あたしに任せなさい。」 キリノ「ほえ?」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 男子生徒「おい、また桑原がなんか独り言つぶやいてんぞ。」 男子生徒「おもしろいからほっとこうぜー。」 サヤ「コジロー先生がいっつも適当だから、部長のキリノにいつも負担がかかっちゃってるんだ。キリノは先生が嫌いなんだよね、わかるよ。」 サヤ「だから、キリノはコジロー先生に文句言いたいんだよね、怒りたいんだよね。でも押さえつけちゃってるんだよね。」 サヤ「別に私はコジロー先生嫌いじゃなかったけれど、キリノがコジロー先生を嫌いな以上、親友のあたしとしても黙ってられない!」 サヤ「わたしがなんとかするんだ!って、あれはキリノ・・・とコジロー先生?」 キリノ「あれ、コジロー先生?」 コジロー「おう、キリノ。その弁当箱はもしかして大量のメンチカツが・・・」 キリノ「そうですけどー。でも先生、さっきいろんな女の子からもらってませんでした?」 コジロー「ま、そりゃそうだけどな。やはりゼリーとかだけじゃどうにもな。 お前のメンチカツがなきゃなんか始まらない感じだわ。」 キリノ「・・・。(にぱー)しょうがないっすねー、ほら、ちゃんと先生の分もありますよ!」 コジロー「おお、サンキュー。さすがキリノだな。」 キリノ「へっへー。じゃあ、教室も遠いんで、道場にいって一緒に食べましょうかー!」 コジロー「お、おい。どうした。今日はいつも以上にテンション高いぞ。」 キリノ「そんなことないっすよー。いっつもこんなもんですって。ささ、行きましょー!」 サヤ「・・あれ?・あれれれぇ?」 ポツーン
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バンブー・ベイビー バンブー・ベイビー ユニット-シードマン 使用コスト:緑1無1 移動コスト:緑1 パワー:1500 スマッシュ:1 クイック 呼声-緑/白(あなたは、緑か白のユニットをプレイまたは移動するコストを支払うにあたり、このカードをフリーズしてよい。そうした場合、その使用または移動コストに必要な無色エネルギーを-1する。) 緑/白の呼声を持つ。 ゲーム序盤に出せれば強力なエネルギー加速として機能する。 (呼声の有効性については呼声項目参照のこと) 収録セット セカンド・センチュリー ベーシックパック(163/200 アンコモン) イラストレーター 七片 藍
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「ごめんねっ!」 …たは。やっぱりダメだったかあ。 勝算が全く無かった訳じゃない。 キリノ先輩の…あの、ほんの時折にしか見せない寂しそうな目。 それが主に、誰に向けられての物なのか、俺は分かってたから。(いや、多分当人達以外、皆…か?) でもだからこそ、そういうキリノ先輩を愛おしく思ったのだし、 正直、あの人になら…勝てるんじゃないかな? という思いも、少しは…いや、無くはなかった。 けれども現実はこうで。 …その後、少し気まずくなるかも、って危惧してたキリノ先輩も今まで通り… 普通に声をかけてくれて、稽古に付き合ってくれる。 …逆に、そういう先輩の優しさが、今の自分には少し辛いのだけど。 「……何が、足りなかったのかなあ?」 部活の時間。竹刀を振りながら、自問自答する。 ――――いや、するまでもなく、答えは前から分かっていて、知っていた。 タマちゃんは勿論、ダンくんもミヤミヤも、両先輩方も、コジロー先生までもが持っていて、自分だけに欠けているそれが何か。 ……………”俺ならでは”、という物。 言葉にしてみればこんなに容易いことは無いのに、 持たない者にとってはこれほど得難い物はそうないんじゃないかな。 そんなふうに考えてしまう程に、今の自分からは遠い輝きだって実感がある。 …あぁ…もう今日は全然集中できないな。丁度いいや休憩時間だし、横になってしまおう。 床の上に仰向けになり、明かりが一瞬眩しくて手をかざすと、指の隙間から覗き込むキリノ先輩の姿が見えた。 「ユージくん、大丈夫~?」 ……やっぱり、キリノ先輩は全然変わらない。それが先輩の優しさだと言うのは十分頭で理解してる、けど。 告白したと言う事実や、いま抱えてるこの気持ちまで全てを一切合財”無かった事”にされるのは、きつい。 そのせいか少し拗ねた様な態度を取ってしまうのも…子供だな、俺は。 「……笑いに来たんすか?」 「んっ、何が?誰を?」 「俺、けっこう本気だったんすけど…」 「…あ!いやぁ、あれは…うん。でもあたし、他の接し方、できないからさ。てへへっ」 「分かってますよ、そんな事は…」 「ごめんね…」 最低だ。最低の最低に輪を掛けて最低だ。もう泣きたいとさえ思う。 なにを自分は、どんな権限で、何の罪も無いこの人に謝らせているんだろう? ……申し訳なくて、取り敢えず身体を起こす。その隣に、ちょこん、と座るキリノ先輩。 「あのね、あたしね? ……てっきりユージ君は、タマちゃんの事が好きだと思ってたから、まずそれに驚いちゃって」 「それは…」 ―――――やっぱり、そうなるのかな、とは自分でも思っては、いた。 タマちゃんの事は、好きだ。でもそれは”尊敬”や、”友達として”、或いは”幼馴染み”の性質を強く帯び過ぎていて… 今、目の前にいる人に寄せる想いのそれとは、確実に異なる。 ……そんな事だって、この気持ちを自覚して、初めて分かった事だ。 「…それは、みんなのカン違い、ですよ。そもそも…」 「そもそも?」 「…本当に好きなら、もっと早く告白してますよ、今みたいに」 「いま? ……あ~、そ、そうだねっ」 少し顔を赤らめて照れるキリノ先輩――――やっぱり俺は、この人が好きなんだ。なのに。 「…でもね、あたし、もしそうだったらいいな、ってちょっと思ってたんだけどね」 「それは…ご期待に添えなくて申し訳ないですけど…」 「あー、ううん、違うよ!そーいう事じゃなくて…うーん、なんて言うのかな」 …違う?少し困惑を覚える俺を尻目に、熱の入ったキリノ先輩が続ける。 「あたしね…もし、”そう”だったらユージ君、あたしと同じだなぁって…」 「キリノ先輩と俺が、同じ、ですか?」 「うん、そぉ…ユージ君は、その、今の話じゃ、友達としてだけど… 例えば、タマちゃんとずっと一緒に居て、楽しいっ!って時にね? その時がず~っと続くといいな、なんて考えた事はない?」 そんなの……無いわけがない。例えば、こんなにも自分の事が情けなく感じられる今この瞬間ですら… 友達としてでも、恋人としてでもないけど、ただの部の先輩と後輩として、こうしてキリノ先輩と話していられる。 そんな些細な事を、大切な事だって思い出させてくれたのも、キリノ先輩なのに。 「あたしはね、あたしは…その、コジロー先生のことが好き。なんだけど…」 「けど…何ですか?」 「気持ちを伝えるのがね…ちょっと、怖いの。こんなの初めてなんだけど… そういうの……今、ずっと一緒にいられて楽しい事や、うれしい事が、あたしが変な事したせいで、 ぱーんって弾けちゃって、もう戻って来ないかも知れないのが…… 弱虫だよねぇ、あたし。あはは」 ……今更そんな事を、初めての事のように語る先輩が、とてつもなく可愛く見えた。 ―――そんな事は、誰だって知ってる。コジロー先生がやる気を出す度に、日増しに笑顔になっていったキリノ先輩。 コジロー先生が学校を辞めちゃうかも知れないって時に、一人だけ真剣な顔して悩んでいたあの横顔。 正直、端から見るともう付き合ってない方が、おかしい二人。でもキリノ先輩は… ううん、こんな事を、自分を棚に上げて思うのもなんだけど、コジロー先生に突きの一つも差し上げたい気分だ。 「でも…だからね、そういう、弱いあたしだから、余計にね?わかっちゃうんだよぉ? そういう怖さを知ってるのに…あたしと同じなのに、怖がらずに、逃げずにあたしに伝えてくれたユージ君は偉いんだなぁって」 「俺、偉くなんか…無いっすよ、ホントに」 ……だって、こんなに、何も無い俺だから、キリノ先輩のほんの少しの寂しさを埋めてあげる事も出来ないんですよ? そんな俺の気持ちには一切構わず、再び熱の篭り出したキリノ先輩は、遠慮なしに俺の手を掴んで喋り始める。 そのテンションの上下動にリンクするかのように、キリノ先輩の小さい掌は、とても熱くなっている。 「偉いってば!だってあたしにそんな勇気があったら、もっと… それにね、言いそびれてたけど、勿論、あたしも嬉しかったんだよ? ちょお~っと、あたしの方に誤解もあったみたいだけどね?あはは」 「…そんな事…」 ――――――”勇気”。 俺はただ何も気付いてなかっただけなのに。 自分の事だけしか考えて無かったっていうのに。 この人は…そんな風に、俺の、あの告白を。見てて、受け入れてくれてたんだ。 自分を羞じる気持ちと共に、少しづつ、自分の手にもキリノ先輩の暖かさが移って行くのを感じる。 普段通りにされて辛かったんじゃない…俺は、それに甘えて駄々をこねてただけ、だな。 「だからね?そんなに…こんだけヘタレのあたしに、ちょっとでも勇気を分けてくれたユージ君がさ。 そりゃあ、今は迷ったり、傷付いたりしてるかも知れないけど… あんまり、落ち込んでちゃ駄目だよ?ね?」 ………震えてるのが、わかる。 繋いだ手から、キリノ先輩の心臓の音まで聞こえそうだった。 その言葉の意味。多分、先輩は心を…決めたんだと思う。 …と同時に、俺はここに到って、改めて、フラれた事を実感したのだけど… 何故か、嫌な気持ちは無くて、さわやかな気持ちでそれを受け入れられそうだった。 「先輩」 「なぁに?」 「…ありがとうございました」 「うん!ユージ君は、そういう素直な、今まで通りのユージ君が一番だよっ!」 上手く出来るかは分からないけど―――――ただ、俺らしく。やってみよう。 二人とも、立ち上がる。…休憩時間は、終わりだ。 「…一本、お願いしますっ!!」 「よぉしこいっ!」 ―――――いつか、この想いを、フッ切れる日まで。 [終]
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バンブー・ベアーズ キャラクター コメント 1997年4月4日から1998年3月27日までされたテレビアニメ。 キャラクター パッチール:スロー・リー コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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450 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/06(日) 13 31 31 ID nd/8wPYD ヒョウ柄のふとんって、大阪のおばちゃんかよ 451 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/06(日) 13 45 00 ID QQphhkpM タヌキさんは兵庫の人、つまり… おそらくきりのんのおばちゃん臭い部分のイメージは、 大部分が母親とか自分とか周りの環境からの輸入のはず。 すなわちママンの実家は関西で、田舎で喋る時は流暢に京ことばで話すきりのんと言うウラ設定が。 453 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/06(日) 14 05 43 ID fVq3XeDX キリノは黙っていれば普通の可愛い女子高生なんだが、 一旦喋りだすと妙にオバサン臭い雰囲気をかもし出してしまう まあ、そこもまたキリノの魅力なんだがw 455 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/06(日) 14 25 22 ID Ra60dMF6 あれはサヤや弟妹達と一緒に居たから身に着いた物じゃないかと想像されるのだが>おばちゃん臭 ~5年ほど昔~ 「たっくん、それ触っちゃダメ!」 「○○(妹の名前)おしっこ?もっと早く言ってよ~」 「かずひこくん、ご飯食べる前につまみ食いしないの、めっ!」 「サヤも…おねーちゃんが一緒になって遊んでちゃダメじゃない、もぉ!」 こんなのが続いてたらそら面倒見もよくなる。